クリスチャン・ラッセンさんという画家をご存知でしょうか。
統計を取ったわけではありませんが、日本では一番有名かもしれない画家だと思いっています。
ラッセンさんの作品で特徴的なのが、きれいな海、そしてイルカでしょう。本当に美しい。
それから、私が好きなのがホワイトタイガーの絵です。とても細かく、毛の一本一本まで描かれていて、幼いころはどこかに絵が掲載されていると、ずっとながめていたものでした。
ラッセンさんの絵は、幻想的な風景を描くことからか、ファンタジーのような雰囲気もただよっています。そのため、ディズニーのキャラクターを用いたイラストも描かれています。これがまた素晴らしいです。
たぶん、お堅い芸術をこよなく愛する人からしたら、あまりに自然を美化したような絵に嫌悪感を抱くのかもしれません。「ラッセンが好き」と主張することがどこか恥ずかしいような空気はあると思います。
だから、お笑いのネタ(永井さんの「ラッセンがすっきー」)にもなるのでしょう。
私自身は、ピカソやモネ、ゴッホといったいわゆる芸術の絵も好きですが、ただただ美しい世界を描いた絵も素晴らしいものだと思っています。
ラッセン原画展というのが毎年開かれていて、これは販売会も兼ねたものなのですが、インターネットで予約してから行くと無料でクリアファイルなどの特典がもらえます。私はこの特典で、何度かファイルをもらったことがあって、今も大切に使っています。
一時期、なぜかラッセン死亡説が流れたことがあったのですが、今も健在のはずです。ラッセン展には行ったことがあるのですが、来日展には行ったことがありません。いつか実物の画家を見てみたいものです。